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闇夜(やみよ)()く、あの鳥野(とりの)(よう)に。

 

***ようするにアトガキモドキ***

 ここまでお読みいただきありがとうございます。
 え? まだ本編を読んでない?
 それでは読んでからお越しくださいませ。
 というのもコチラ、激しくネタバレについて話しております。
 じゃあ戻るという方は
コチラ
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 ということで、改めましてこん○○は。
 ネタバレというのは、当然ながら、支那について。
 女です。ハイ。
 書いた当初はわからなかったと言われて嬉しかったのだけれど。
 今読み返すと割りと露骨だなあ、と。まだまだ修行が足りません。
 と思ったものの、最終話UP後に悪友Y嬢から「騙された」のメールを貰ったので、ちょっぴり嬉しかったり。私の作品なら同性愛者くらいさらりと出るよな、とそのままスルーして読んでくれたそうで。
 もう一度彼女の出番を読むと、支那が割と乙女チックだとわかるのでは。分からなかったらやっぱり私の技量不足ですが。(
2004/1/11追記)


 書いていたのは高校3年生。皆が血反吐を吐いて勉強してる時に、担任に「お前、遊ぶんなら卒論書け」と言われて書いた卒業制作。
 鶫と薫子より、支那と五和が書きたくて書いた覚えが。
 もともと支那の構想はあったのよ。
 『闇夜』より先に書いていた『獣狩り』というお話に長谷倉(はせくら)支築(しづき)という少年が居て。
「でもね、姉さん。猫には誰かが鈴をつけなくちゃいけないんだよ?」
「咲耶さんは可愛いね。そんな表情で睨みつけたら、自分で殺しましたって宣伝してるようなものなのに」
「信じるに値するものなんて、この世界にあると思う?」
 
支築はいろいろなものを裏切り続ける少年で。笑顔のまま人を傷つけることができる人。そこには悪気も何もなくて。
 そんな彼の父母を考えていた時に思いついたのが、支那と五和だったので。
 ……ということで、支築の父親は鶫ではありませぬ。あはははは……。
 とはいえ、この話はもう書かないだろうけど。
 いかにも高校時代に考えました、という感じの殺人組織モノなので。書けないなあ。
 世紀末が舞台のものは、今書くのは恥ずかしい気がしてしまって。
 同じ理由で永久封印の作品がチラホラ。
 1999年の地球滅亡ネタは、もう書いてる人も見ないし……。ねえ? 時効ということで。
 それでも、いつか支那と五和の話は書きたいと思ってる。
 ねちねちした話になりそうだけど。

 TEACHER以外はなかった後書きを付け足したのも、日記ではネタバレすぎて話せなかったので、それだけ。
 今読み返すと、鶫が父親に拘るのは「ひとり」と、ラストの雰囲気は「現実逃避〜恋愛一方通行〜」に似てるね。書いたのはこっちのが先だったけど。

 書いている時の話。
 クラスも同じで部活も同じだった子と「あた神道(しんとう)」を結成したり、「バルちっく艦隊」というユニットを組んだりして、それはそれはクラスの人々から睨まれました。
 そりゃそうだ。皆が勉強してる中、大声でげらげら笑ってたんだから。
 時には「若草物語」について熱く語りだして、担任に生温かい目でみられたり。
 某戦隊モノを友人から無理やり見せられて、人間不信に陥ったり。
 クラスの男子が何回「しゅっ」というのか数えたり。
 同じく、クラスの男子の下心バリバリなところを見て、野次を飛ばしたり。

 結局、ダメ人間はどこまでもダメ人間のようです。

2004/1/10
書いてから既に○歳も年を食った 鳥野栖

 

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